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# KernelSU のビルド方法は?
まず、Android の公式ドキュメントを読むべきです:
1. [カーネルをビルドする](https://source.android.com/docs/setup/build/building-kernels)
2. [GKI リリースビルド](https://source.android.com/docs/core/architecture/kernel/gki-release-builds)
::: 警告
このページは GKI デバイス用です。もし古いカーネルを使用している場合は、[古いカーネルへの KernelSU の統合方法](how-to-integrate-for-non-gki)を参照してください。
:::
## カーネルビルド
### カーネルソースコードの同期
```sh
repo init -u https://android.googlesource.com/kernel/manifest
mv <kernel_manifest.xml> .repo/manifests
repo init -m manifest.xml
repo sync
```
`<kernel_manifest.xml>` は、ビルドを一意に決定するマニフェストファイルです。マニフェストを使用して再現可能なビルドを行えます。マニフェストファイルは [Google GKI リリースビルド](https://source.android.com/docs/core/architecture/kernel/gki-release-builds) からダウンロードしてください。
### ビルド
まずは [公式ドキュメント](https://source.android.com/docs/setup/build/building-kernels)を確認してください。
たとえば、aarch64 カーネルイメージをビルドする必要があります:
```sh
LTO=thin BUILD_CONFIG=common/build.config.gki.aarch64 build/build.sh
```
`LTO=thin` フラグを追加するのを忘れないでください。それをしないと、コンピュータのメモリが 24Gb 未満の場合にビルドに失敗する可能性があります。
Android 13 からは、カーネルは `bazel` によってビルドされます:
```sh
tools/bazel build --config=fast //common:kernel_aarch64_dist
```
## KernelSU を使ったカーネルビルド
もしカーネルを正常にビルドできた場合、KernelSU をビルドするのは簡単です。カーネルソースのルートディレクトリで任意のものを選択して実行します:
::: code-group
```sh[最新タグ(安定版)]
curl -LSs "https://raw.githubusercontent.com/tiann/KernelSU/main/kernel/setup.sh" | bash -
```
```sh[ main ブランチ (開発用)]
curl -LSs "https://raw.githubusercontent.com/tiann/KernelSU/main/kernel/setup.sh" | bash -s main
```
```sh[タグを選択 (例v0.5.2)]
curl -LSs "https://raw.githubusercontent.com/tiann/KernelSU/main/kernel/setup.sh" | bash -s v0.5.2
```
:::
その後でカーネルを再ビルドすると、KernelSU が組み込まれたカーネルイメージが得られます!

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# Module WebUI
KernelSU のモジュールは、ブートスクリプトの実行やシステムファイルの修正に加えて、UI インターフェースの表示やユーザーとの対話もサポートしています。
モジュールは、任意の Web 技術を通じて HTML + CSS + JavaScript のページを作成することができます。KernelSU のマネージャーは WebView を通じてこれらのページを表示します。また、シェルコマンドの実行など、システムと対話するためのいくつかのAPIを提供しています。
## webroot ディレクトリ
Web リソースファイルは、モジュールのルートディレクトリの webroot サブディレクトリに置かれるべきであり、index.html という名前のファイルが必ず存在しなければなりません。これがモジュールページのエントリです。Web インターフェイスを含む最もシンプルなモジュール構造は以下の通りです:
```txt
tree .
.
|-- module.prop
`-- webroot
`-- index.html
```
:::警告
モジュールをインストールするとき、KernelSU はこのディレクトリのパーミッションと SELinux コンテキストを自動的に設定します。何をしているかわからないのであれば、自分でこのディレクトリのパーミッションを設定しないでください!
:::
ページに css や JavaScript が含まれている場合は、このディレクトリに配置する必要があります。
## Javascript API
単なる表示ページであれば、通常の Web ページとの違いはありません。より重要なのは、KernelSU がモジュールの固有機能を実装させるための一連のシステム API を提供することです。
KernelSU は Javascript ライブラリを提供し、[npm で公開しています](https://www.npmjs.com/package/kernelsu)。これを Web ページの JavaScript コードで使用することができます。
たとえば、特定の設定を取得したり、プロパティを変更するために、シェルコマンドを実行することができます:
```javascript
import { exec } from 'kernelsu';
const { errno, stdout } = exec("getprop ro.product.model");
```
別の例として、Webページをフルスクリーンで表示したり、トーストを表示することができます。
[API ドキュメント](https://www.npmjs.com/package/kernelsu)
既存のAPIがご自身のニーズを満たしていない、または使い勝手が不便である場合、[こちら](https://github.com/tiann/KernelSU/issues)でご提案いただければ幸いです!
## いくつかのヒント
1. localStorage を通常通りに使用してデータを保存することができますが、Manager アプリをアンインストールした後には失われます。永続的に保存する必要がある場合は、自分でいくつかのディレクトリにデータを書き込むことができます。
2. シンプルなページには、[parceljs](https://parceljs.org/)を使用することをお勧めします。設定が不要で非常に便利です。しかし、フロントエンドの達人である場合や、自分の好みがある場合は、気に入ったものを選んでください!